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Case Study2.5DGEEK

2.5DGEEKのCMS移行

課題
2.5DGEEKは2023年10月から約3年、記事の管理にWordPressを使ってきました。WordPressは本体や拡張機能の更新を自分たちで続けなければならず、乗っ取りなどでサイトが止まるリスクも抱え続けます。運営を続けるかぎり保守の手間と安全面の不安を背負い続けることが課題でした。
解決
表示するサイトはそのままに記事を管理するCMSをmicroCMSへ移し、WordPressは停止しました。880本を超える記事と600枚を超える写真は崩さずに引き継ぎ、これからの記事は書きやすい形にしました。
2.5DGEEKのCMS移行

WordPressは、CMSを判別できるサイトの58.6%で使われている定番の仕組みです(W3Techs、2026年10月時点)。そのWordPress本体で2026年は重大な脆弱性が相次いでいます。9月22日に公表されたCVE-2026-87902は、ログインしていない第三者が条件がそろえばサイト上で任意のコードを実行できるおそれのあるものでした。米国のサイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁(CISA)は9月25日、これを実際に悪用が確認された脆弱性の一覧に加えています。7月にも本体の脆弱性2件が同じ一覧に載りました。9月17日から10月6日までの3週間でセキュリティ修正を含む更新は3回出ています。

使い続けるなら更新と備えを止めることはできません。国内では別の選択肢としてヘッドレスCMSのmicroCMSを使った企業が累計で15,000社を超えました(2026年5月発表)。

管理の仕組みを見直したい。それでも記事を長く積み重ねたサイトほど踏み出せません。移したいのは管理の仕組みであって積み上げてきた記事を手放したいわけではないからです。

Background

記事が増えるほど、守るものも増えていく。

2.5DGEEKは、弊社が2023年10月から運営している2.5次元舞台・俳優のメディアです。約3年で積み重ねた記事は880本を超えます。

その記事を管理してきたのがWordPressでした。本体や拡張機能の更新を自分たちで続け、乗っ取りなどでサイトが止まるリスクにも備え続ける必要があります。記事が増えるほど、止まったときに失うものも大きくなります。

そこで、記事の管理をWordPressからmicroCMSへ移すことにしました。

2.5DGEEK のトップページ。取材や作品の記事がカードで並んでいる

Approach

作り直さず、記事を管理する仕組みだけを載せ替えた。

  • 2.5DGEEKの表示側はもともとWordPressから記事を受け取って描くヘッドレス構成でした。そこで読者が見るサイトは作り直さず、記事の置き場所だけをmicroCMSへ移しました
  • 会員やお気に入りなどの会員機能は、もともとWordPressとは別のデータベースに置いてあります。CMSを替えても会員が保存した記事はそのまま同じ記事を指します
  • 移行が終わったあとのWordPressは停止し守り続けなければならない管理画面が一つ減りました
移行前と移行後の構成図。読者が見るサイト(Next.js)と会員データベースは作り直さずに活かし、記事の管理だけが WordPress から microCMS に替わっている
替えたのは記事の管理だけです。読者が見るサイトと会員の仕組みは、作り直さずに活かしています。

Design

過去の記事は、書いたときの姿のまま移した。

  • 移行先のエディタに入れ直すと、画像や上付き文字、細かな装飾の指定が落ちることを移す前に試して確かめました
  • そこで過去の記事は、WordPressで作られた本文をそのまま持たせています。記事のURLも公開日も旧サイトのものを引き継ぎました
  • 公開記事881本(うち英語18本)と、現場で撮り下ろしたPhotologの写真634枚を、出演者タグとのつながりを保ったまま移しました
2.5DGEEK の記事ページ。2025年10月に公開したゲネプロレポートが、舞台写真・タイトル・本文の書き出しとともに表示されている
2025年10月にWordPressで書いた記事を、いまのサイトで開いたところ。書いたときのまま読めます。

Design

これからの記事は、書く人の手間で形を決める。

  • 新しい記事は、1つのリッチエディタで本文をほぼすべて書ける形にしました。画像も文章の途中に入れられます。文章と画像を毎回別々の部品で組み立てる手間は大きいと判断し、本文はエディタ1つにまとめました
  • Photologはこれまで記事とは別に管理していました。ライターに聞くと「本文に入れない写真はない」「新しいタグも同じ画面で登録したい」という答えでした
  • そこで記事の編集画面にPhotologの欄を設け、写真と出演者タグを記事と一緒に登録できるようにしました。記事を書き終えればPhotologの更新まで終わります
microCMS の記事編集画面の Photolog 欄。写真1枚ごとに出演者タグを選んで登録する形になっている
記事の中のPhotolog欄。写真と出演者タグを1組ずつ足していきます。

Operation

切替の日は、出力の差をすべて説明できてから決めた。

  • 記事ページ、一覧、検索、サイトマップ、Photologなど16の面で、WordPress版とmicroCMS版の出力を突き合わせ、差の理由を一つずつ確かめてから切り替えました
  • 切り替えたあとにWordPressへ戻す手順も、本番の前に試しています
  • 切替後は、記事の公開に合わせて届く通知や、会員のお気に入りまで動くことを確かめています

移行の規模

881本

引き継いだ公開記事

URLと公開日もそのまま

634枚

引き継いだPhotologの写真

出演者タグとともに

16面

切替前に突き合わせた出力

記事・一覧・検索・Photologなど

Next

移行は、次のアップデートの土台でもある。

  • 次のアップデートでは2.5DGEEKのDB化に取り組みます。作品や俳優、劇場といった情報をデータとして持ち、記事とつないでいきます
  • 記事と写真を新しい管理の仕組みへ移したことでそこへ情報を足していける形になりました
2.5DGEEK の事例を見る→

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