Bowortie
相談する
OSAKA JPEST. 2020
© Bowortie
Case Study2.5DGEEK

記事への作品・人物の紐付けを毎週自動に

課題
新しい記事は毎週出ます。作品と人物を付けなければ、新しい記事だけが作品ページや人物ページに出てきません。記事ごとに書く人が入力するのは負担で、ほかの作業もたまっていました。
解決
毎週月曜に、新しい記事へ作品と人物を自動で付けます。人物は名前の照合、作品と出演はJevの判定です。人が確認するのは、判断しきれなかったものと、新しく登録する名前の表記だけで、シートで3つから選ぶだけです。足した内容は毎回一覧に残します。
記事への作品・人物の紐付けを毎週自動に

記事を出し続けるメディアでは、新しい記事ができるたびにその記事を過去の記事とつなぐ作業も生まれます。

2.5DGEEKでは記事に作品と人物を付ける作業を、毎週月曜に自動で行う形にしました。付けるのは決まった規則で動くプログラムと判定に使うAIのJev、毎週の実行を進めるAIのClaudeです。人が見るのは判断しきれなかったものと新しく登録する名前の表記だけです。

About

2.5次元の舞台や俳優を取り上げる、自社のメディア。

2.5DGEEKは弊社が2023年10月から運営している2.5次元の舞台や俳優、声優などを取り上げるメディアです。取材やレポートを重ね記事は880本を超えました。

この事例は記事が増え続けるなかで生まれた毎週の作業を、続けられる形に整えた話です。

2.5DGEEK のトップページ。取材や作品の記事がカードで並んでいる

Background

記事に、扱う作品と人物を付けている。

  • 2026年10月に2.5DGEEKの記事へ「この記事で扱う作品」「この記事で扱う人物」を付けました。この事例ではこの作業を「紐付け」と呼びます
  • 名前から作品ページや人物ページへ進むと、同じ作品・同じ人を扱った過去の記事をたどれます
  • 作品ページと人物ページを作った経緯は、流れるニュースから、残るアーカイブへにまとめています
記事と作品・人物の関係の図。公開済みの3本の記事が、それぞれ扱う作品と人物につながっている。今週の新しい記事だけは、点線の枠でどこにもつながっていない
1本の記事に、扱う作品と人物を付けます。新しい記事は、付けるまでどこにもつながりません。

Problem

紐付けは、一度で終わらない。

  • 新しい記事は毎週出ます。読者は作品名や俳優名から過去の記事を探し、その入口が作品ページと人物ページです。新しい記事に作品と人物を付けなければ、いちばん新しい記事だけがその入口に並びません
  • 付ける人物は記事に何人も出てきます。2.5次元の舞台の記事には出演者が何人も登場するためです。動かし始めた2回では新しい記事1本あたりの人物の紐付けが平均11件でした(記事8本に88件)
  • 記事を書く人が記事ごとに作品と人物を入力するのは負担でした。公演やイベントの現場で撮った写真を俳優ごとにたどれるPhotologの作業もたまっていました
  • 2026年10月に運営から「人物を全記事に追加するのは大変」という相談がありました

Decision

毎週月曜に、役割を分けて付ける。人は迷うところだけ見る。

  • 毎週月曜に新しい記事へ作品と人物を付けます。まだ登録されていない人物の登録も、このときに行います。役割はプログラム、Jev、Claudeの3つに分けています
  • 人物はプログラムが記事のタイトルと本文に名前が出るかを照合して付けます。ここにAIは使いません
  • 作品はプログラムがタイトルから候補を探し、記事がその作品を扱っているかをJevが判定します。人物がその作品に出演していると記事に書かれているかもJevが判定します。JevはTypeSafe AIのAIです。確信度の高い判定はそのまま採ります
  • 毎週の実行を進め記事から新しい作品・人物の候補を抜き出すのは、AnthropicのAIのClaudeです。Jevの判定がそのまま採れない行のうち、記事から明らかに言えるものもClaudeが確かめて採ります
  • 人が確認するのはClaudeでも言い切れなかったものと、新しく登録する名前の表記だけです。同じ名前の別人かもしれないものも人が見ます
  • 記事を書く人が記事ごとに入力しなくても付く形です
毎週の流れの図。月曜に、人物はプログラムが名前を照合し、作品と出演はJevが判定し、新しい作品・人物の抜き出しはClaudeが行って、新しい記事へ作品・人物を付ける。判断しきれなかったものはClaudeが確認用のシートへ足し、結果はSlackに報告される。運営が知らせを受け取り、シートで3つから選ぶ。平日の朝にClaudeが回答を反映し、反映した行に「反映済み」と記す。毎回、プログラムが足した紐付けの一覧を残す。人が見るのは運営の2つのカードだけ
月曜に付け、迷ったものだけ運営が答え、平日の朝に反映されます。毎回、足した紐付けの一覧も残します。

Answer

運営がすることは、シートで3つから選ぶこと。

  • 判断しきれなかったものは確認用のシートに1行ずつ並びます。確認をお願いする行があるときはSlackで運営に知らせます
  • 聞くことは3種類です。記事がその作品・人物を扱っているか。人物がその作品に出演していると記事に書かれているか。新しく登録する名前の表記でよいか
  • どれも選ぶのは3つの中からで、判断がつかないときは「わからない」を選べます。新しく登録する名前は表記を直して答えることもできます
  • 答えは平日の朝に反映されます。反映した行にはシートに「反映済み」と記します
シートで聞くことの図。記事と作品・人物については「扱う」「扱わない」「わからない」、作品と人物については「この記事で出演と書かれている」「書かれていない」「わからない」、新しく登録する名前については「この表記で登録する」「登録しない」「わからない」から選ぶ
どの聞き方でも、選ぶのは3つの中からです。

Safety

間違えても取り消せる。止まっても、手で直さない。

  • 紐付けを足すたびに「今回足した紐付けの一覧」を残します。どの記事に何を足したかが分かるので、間違いが見つかったときはこの一覧をもとに取り消せます
  • 毎回の結果はSlackで報告します。新しい記事の本数、付けた作品と人物の件数、確認をお願いする行数が入ります
  • 途中で止まったときは止まったことを知らせます。データを手で直さず次の回が続きから始めます

動かし始めて2週

88件

人物の紐付け

10行

人に回した行

2.5DGEEK の事例を見る→

Related Articles

関連記事

Webやデジタルまわりの課題整理から制作・運用まで対応しています。お見積もりもお気軽にご相談ください

相談する
相談する