Shopifyのアプリを削除する前に確認したいこと
Shopifyのアプリ一覧に、いつ何のために入れたのか思い出せないアプリが残っていることがあります。請求は毎月続いていても、そのアプリが今どこで何をしているのかはすぐには答えにくいものです。
支援先のストアで入っているアプリの用途と費用を確かめ、構成を見直しました。必要な機能は別の方法で実現し、ランニングコストは大きく下がりました。
商品説明の出し分けにアプリを使っていた
中心になったのは商品ページに独自の項目を足すアプリの置き換えです。このストアでは、商品ページで商品ごとに説明を出し分けるために使われていました。
この用途はShopifyに備わっているメタフィールドで実現できました。メタフィールドは商品などに独自の入力項目を持たせる仕組みです。商品ごとの説明をメタフィールドに入れテーマを少し変更して、商品ページに表示するようにしました。
これで必要な機能はそろいアプリを使い続ける理由はなくなりました。アプリを外しテーマの中の実装に切り替えています。
最初に仕組みを作れば、日々の更新は管理画面でできる
アプリを外してテーマで表示すると聞くと、説明を変えるたびに開発者へ頼むことになりそうに見えます。説明の文章をテーマのコードに直接書けば、実際にそうなります。
今回の置き換えで最初に作ったのは文章そのものではありません。入力する項目とテーマ側の表示です。
入力する項目は商品のメタフィールドとして用意します。運用担当者は商品の管理画面でその項目に説明を入力し、必要なときに書き換えます。テーマは入力された内容を商品ページに表示します。

説明文を書き換えるたびにコードを触る必要はありません。担当者が管理画面で内容を変えれば商品ページの表示も変わります。
最初にテーマ側の表示を作り込んでおけば、開発者でない人も管理画面から中身を管理できる。この置き換えはその考え方で設計しています。
ただし、すべての変更が管理画面で済むわけではありません。表示する場所や見せ方そのものを変えるときはテーマの改修が必要になることがあります。
必要な機能を残し、頼る仕組みを減らす
このストアがそのアプリに求めていたのは、商品ごとの説明の出し分けでした。その用途にはテーマとメタフィールドによる実装で足りていました。
アプリを外すと月額の費用とあわせて、ストアが外部の仕組みに頼る部分も減ります。保守の手間やページの表示への負担を抑えたいという意図もありました。
自前で作ればいつも安く済むとは限りません。最初の実装とその後の保守まで含めて比べ決めることになります。
ほかのアプリも用途に合う方法へ切り替えた
見直したのは説明の出し分けのアプリだけではありません。ほかに二つのアプリを切り替えています。
発送日の指定
発送日の指定には専用のアプリが使われていました。このストアでは、同じ用途に出荷まわりの別のサービスで無料で対応できたため切り替えました。
定期購入
定期購入のアプリも別の定期購入アプリへ切り替えています。切り替え先は従量課金のアプリなので月額無料で使用でき、日本語にも完全に対応していました。Shopify Flowも使えこのストアに必要な機能は十分でした。
どちらもアプリの優劣を比べて選んだわけではありません。このストアの用途と条件に合う方法を選んだ結果です。料金や対応の範囲は切り替えた時点で確かめたものです。
削除の前に、使っている機能と変更後の管理方法を確かめる
自店のアプリ一覧を見直すときは、削除を決める前に次のことを確かめておくと判断しやすくなります。
- そのアプリを実際に何に使っているか
- 別の方法で必要な機能を実現できるか
- 変更したあとも運用担当者が管理できるか
- 移行と動作の確認を済ませてから削除できるか
このストアでは、必要な機能と管理のしやすさを残しながら、ランニングコストを下げられました。